犬の甲状腺機能低下症

甲状腺は首の上部にある小さな腺です。

甲状腺の機能は、甲状腺ホルモンT3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)を生成することです。甲状腺ホルモンの産生は頭にある2つの腺(下垂体と視床下部)によって 制御されます。

これらの3つの腺(下垂体、視床下部、甲状腺)が正常に機能している場合、体の代謝がスムーズかつ最適に動作します。特に、正常な甲状腺機能は:
  • 健康な皮膚と毛を維持する;
  • 最適な体重を維持する;
  • 体温を維持する;
  • 感染と戦う;
  • 成長をコントロールする;
  • 警戒力と注意力を維持する;
  • 正常な繁殖を促進する。

犬の甲状腺機能低下症

約90%の犬の甲状腺の問題は「甲状腺機能低下症」です。甲状腺が十分なT4ホルモンを生成しない場合に発生します。

さらに、約80%の犬の甲状腺機能低下症の症例が「自己免疫性甲状腺炎」(別名リンパ球性甲状腺炎)と呼ばれる自己免疫疾患によって引き起こされます。 犬の体のT-リンパ球が甲状腺を徐々に攻撃し、破壊します。

犬の自己免疫性甲状腺炎は、ヒトの「橋本甲状腺炎」に似ています。

雑種を含むすべての犬が甲状腺機能低下症を発症できます。いくつかの犬種は、この甲状腺の病気になりやすいです。 例えば、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、 ボクサー、ビーグル、ジャイアントシュナウザー、シェットランドシープドッグ、イングリッシュ・セッター、アイリッシュ・セッター、コッカースパニエル、 グレートデーン、ドーベルマンピンシャー、ダルメシアン、マルチーズなどが含まれます。

特に、イングリッシュ・セッター犬のなんと43%が自己免疫性甲状腺炎に罹っています。

一般的に中年以上の犬が甲状腺の問題を発生しやすくなると考えられています。しかし、これは事実ではありません。最近では10ヶ月-2歳半の幼い子犬が定期的に甲状腺機能低下症と 診断されています。

犬の甲状腺機能低下症の原因

Lab Pup

自己免疫疾患

上述したように、約80%の犬の甲状腺機能低下症の症例が自己免疫疾患によって起こります。 犬の体の様々な部分に(例えば皮膚、甲状腺、および消化器系)大きな影響を及ぼします。

甲状腺萎縮

萎縮の原因は獣医師もよく理解していません。

投薬

特定の薬物の使用は、甲状腺ホルモンの生産を減らすことができます。たとえば、皮膚アレルギーや他の炎症の治療のためのコルチコステロイドの使用は、実際に甲状腺機能低下症を 引き起こす可能性があります。

運動不足

運動不足は、甲状腺ホルモンの産生を減少させます。

毒素

犬は、多くの毒素(例えば、殺虫剤、食品防腐剤、家庭用洗浄化学物質など)にさらされているため、甲状腺機能低下症などの自己免疫疾患への影響を受けやすくなります。

犬の甲状腺機能低下症の症状

甲状腺ホルモンは、犬の代謝を調節するので、甲状腺ホルモンの不足は犬の体全体に影響を与えます。

特に、甲状腺機能低下症にかかっている犬は、次のような複数の症状が見られます:
  • 無気力;
  • 体重増加(カロリー摂取量を減少しても);
  • 精神的なくすみ;
  • 運動不耐性;
  • 寒冷不耐性;
  • 行動の変化(攻撃性、むら気);
  • 慢性感染症。
さらに、甲状腺機能低下症の犬は次のような様々な症状が出てきます:
  • 皮膚: 犬の皮膚がくすんだり、乾燥したりし、また、脱毛、皮膚臭、 再発性の皮膚感染症なども発症可能です。
  • 目: ドライアイ、角膜潰瘍、ぶどう膜炎などの眼疾患が起こりやすくなります。
  • 消化器系:甲状腺機能低下症の犬は、慢性便秘、下痢、嘔吐などの消化器問題に苦しむ可能性があります。
  • 神経筋系:また、甲状腺機能低下症の犬の筋肉が弱くなり硬くなります。 時には頭がまっすぐ維持できなくなり、傾き、顔面神経麻痺に苦しんだりします。
  • 心臓:甲状腺ホルモンの減少は犬の心臓に影響を与えることがあります。 例えば、 心筋症(心臓肥大)、不整脈、徐脈(遅い心拍数)などの心臓疾患に苦しむ ことがあります。
  • 生殖システム:甲状腺機能低下症の非避妊の犬は、発情のサイクル、不妊、偽妊娠の問題を抱えている可能性があります。

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犬甲状腺機能低下症の診断および従来の治療

甲状腺機能低下症を診断するには、多くの獣医は犬の血中のT4(サイロキシン)レベルを測定します。

従来の治療は、1日2回投与するチロキシンホルモン補充です。

注意!

多くの獣医はホルモン補充剤を食事と一緒に摂ると言いますが、実はこのホルモン補充剤の吸収が大豆などのいくつかの食品に阻害されるので、食事後少なくとも3時間以上、 あるいは食事の1時間前に与えるべきであることを注意してください!

投与量は症状の重症度と、犬の年齢、体重、ライフスタイルに依存します。

ホルモン補充療法が開始されると、犬の生涯ずっと継続する必要があります。犬の甲状腺機能低下症を容易に管理できますが、完全に治ることはありません。

犬の甲状腺機能低下症のための自然療法

サプリメントやハーブは、通常、甲状腺機能を高めるために、甲状腺補充療法と組み合わせて使用することもできます。

豊富なヨウ素、高レベルなミネラルとビタミンを含む昆布は甲状腺腺をバランスと調整できる効果的なハーブです。

甘草は、甲状腺を刺激するだけでなく、身体全体のバランスを強化できます。

レンゲやシベリア人参はエネルギーレベルを向上させることができ、また、甲状腺の萎縮を防ぐのに有効です。

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