犬のリンパ腫

犬のリンパ腫は、リンパ球の悪性の癌です。(リンパ球はリンパ系の細胞であり、2つの主な種類は、B細胞とT細胞です。)

犬のリンパ腫の全症例の約80%は多中心性リンパ腫です。 癌細胞はリンパ系を利用して、体のさまざまな部分まで広がり正常な体細胞を攻撃します。

リンパ系を利用するため、癌細胞は簡単に移動でき、容易にいろいろな部分まで広がります。

犬のリンパ腫は以下の部分に発生しやすい:
  • リンパ節(最も一般的には犬の顎の下のリンパ節に見られます);
  • 皮膚;
  • 胃、腸、肝臓、脾臓。
また、骨髄、神経系、鼻腔、または腎臓のような他のあまり一般的ではない部分で発生することができます。

リンパ腫は攻撃的な癌で、急速に内臓に影響を与えます。治療しないまま放置すると、すぐ(8週間以内)に命取りになります。

犬のリンパ腫はすべての犬の癌の約7-25%の割で発生する一般的な癌です。通常、中年の犬と老犬(年齢の5-9歳の間)に発生しやすいです。

犬のリンパ腫の症状

Bulldog

臨床症状は、腫瘍の場所と病気の重度によって違います。

リンパ節に発生する腫瘍では、影響したリンパ節の無痛の拡大だけがあって、他の症状がありません。

前述のようにリンパ節腫大は、最も一般的に顎の下に発生します。しかし、身体の他の部分のリンパ節(肩の周辺、足の後ろ、膝関節の後ろ、および股間)の発生が可能です。

腫れたリンパ節は、硬くて、皮膚の下に自由に移動可能です。通常、犬は病気の感じがしません。時には影響したリンパ節が大きくなり、また縮小して、通常のサイズに戻りそして再び拡大します。リンパ節の腫脹は、通常のサイズより5-10倍大きくなることができます。

胃や腸で発生したリンパ腫は、犬が次のような消化系の典型的な兆候が出る可能性があります: 皮膚に発生するリンパ腫は複数のしこりが口の中、または皮膚上に現れます。これらの病変は、赤くなったり、痒くなったり、潰瘍したりします。

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原因とリスク要因

除草剤2,4-Dにさらされている犬がこの癌になるリスクを増加させることがあるようですが、犬のリンパ肉腫の正確な原因は不明です。その他のリスク要因としては、強磁場の暴露、または遺伝的素因が含まれています。

さらに、年齢はリンパ腫のリスクファクターであると思われます。リンパ腫は、中年犬と老犬により一般的に発生します。

以下の犬種は、リンパ肉腫を発症するリスクが高い傾向があります:
  • ゴールデンレトリバー;
  • ラブラドールレトリーバー;
  • ボクサー;
  • ロットワイラー。
  • スコットランドのテリア;
  • エアデール·テリア;
  • セントバーナード;
  • ブルドッグ;
  • バセットハウンド。

犬のリンパ腫の診断および治療

腫瘍の位置に応じて、イヌのリンパ腫は血液検査、細針吸引、生検、X線や超音波などのテストの組み合わせを使用して診断されています。

リンパ肉腫は全身疾患とみなされ、体の任意の部分に影響する可能性があるので、手術は非現実的で、効果がありません。

通常、最適な治療法は週ごとに経口および注射薬を組み合わせる化学療法です。このため、いくつか使用される抗がん薬があります。 例えば、アスパラギナーゼ、ホスファミド、オンコビン、アドリアマイシン、およびプレドニゾンが含まれています。

化学療法を受けながら、定期的な血液検査が必要です。 それは白血球数量の減少(薬剤誘発性の骨髄抑制)を確認するためです。

リンパ腫にかかっているほとんどの犬は、化学療法によく反応します。75%以上のリンパ腫の犬は化学療法後、6-11ヶ月の完全寛解の達成ができます。

寛解後、また再度発症する場合さらに化学療法(レスキュープロトコル)を使用して、第2あるいは第3寛解を誘発する可能性があります。

しかしその段階になると、生き残ったがん細胞がより強くなり根絶するため、より強い薬を使わなければいけません。犬が治療を継続するか、または安楽死をさせるかを判することが必要になります。

今アメリカでは、非常に限られた動物病院で骨髄移植の治療もができるようになりましたが、日本ではこの治療法はまだ利用できないようです。

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