犬の変形性関節症

関節は以下の3つの部分から構成されています:
  • 軟組織:軟組織は「靭帯」、「筋腱単位」、と「関節包」から構成されています。靭帯は関節の正しい位置を保持し、関節の動きを制御します。 筋腱単位は筋肉と骨に接続する部分で、関節の非常に近くに位置しています。 関節包は、2つの層でできています。外側の層は強く、内側の層は滑液を生成します。 その滑液は関節を潤滑し、軟骨に栄養を供給します。
  • 硬組織:硬組織は軟骨と骨から構成されています。軟骨は衝撃を吸収し、関節の表面の摩擦を最小限に抑え、動きを容易にしています。 軟骨下の骨は軟骨表面の形状を決定します。骨は犬の体重をサポートするために必要な強度を提供しています。また、関節に血管や神経を提供しています。
  • 関節液:関節液は関節の潤滑剤として作用し、軟骨に栄養を運びます。ほとんど水から構成されていますが、流体をより厚くし、 潤滑を提供するヒアルロン酸などの他の分子も含んでいます。

犬の変形性関節症とは?

犬の変形性関節症は通常、上記のすべての3つの構造体の変化によって起こります。特に、犬の変形性関節症は以下の変化があります:
  • 軟骨の消耗と割れ。
  • 関節包の肥厚や硬化。
  • 軟骨下の骨の研削。
  • 関節周囲の新しい不規則な骨の成長。
  • 関節液の薄化。
変形性関節症は通常、徐々に進む関節疾患です。まず、関節の構造的な損傷につながる炎症が起こります。炎症は関節がさらに破損します。 その結果、炎症自体がまた悪化します。 関節軟骨が自癒する能力が低いので、変形性関節症は治癒できません。適切な管理されていない場合は、時間の経過とともに悪化します。

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犬の変形性関節症の原因

原因は、先天性または後天性があります。

先天性変形性関節症の症例は「股関節形成不全」、「肘の異形成」、「膝蓋骨脱臼」、「離断性骨軟骨症」 が含まれています。

後天性変形性関節症の原因が4つあります:
  • 外傷:外傷(例:車の事故)は、後天性関節疾患の最も一般的な原因です。
  • 免疫介在性関節疾患:免疫介在性関節疾患(例:関節リウマチ)は抗体が犬自身の結合組織を攻撃する関節疾患です。
  • 感染症:関節の感染は咬傷または以前受けた手術によって起こるが、犬にはまれです。
  • がん:変形性関節症や関節の痛みは、がん(例:関節包癌、関節の周囲の骨癌)の最初の兆候の一つです。幸いなことに関節がんは犬には非常にまれです。

犬の変形性関節症の症状

犬の変形性関節症の典型的な症状は痛みです。関節の痛みのサインは以下のとおりです:
  • ぐったりして歩く;
  • 関節が硬く見られる;
  • 階段を登るのが辛くなる;
  • ベッドから立ち上がるのが難しくなる;
  • 運動やゲームなどをしたくなくなる;
  • 特に脊椎や患肢に沿って、触られたくなくなる;
  • 患肢を過度に舐める;
  • 行動の変化(不機嫌になったり、食欲を失ったりする)。

犬の変形性関節症の診断

まず獣医は、筋萎縮の兆候、関節腫脹、関節の動ける範囲(関節可動域)、痛みがあるかどうかなどを確認するために犬の足を触診し、慎重に患部の関節を移動します。

またX線を撮って、関節液、骨硬化、新しい骨形成の徴候を探します。 ときには、確定診断のため、他のテスト(例えば関節流体解析、CTやMRIスキャン、骨スキャンなど) も必要になります。

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